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認知症患者はどれくらい?

65歳以上の7人に1人が認知症患者

高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。厚生労働省の推計では、65歳以上の高齢者の認知症有病率(平成22年の推定値)は15%、約439万人となっており、7人に1人程度が認知症有病者と言えます。
なお、「正常」と「認知症」の中間状態の人(MCI)を加えると、4人に1人が認知症またはその予備軍ということになります(MCIが必ず認知症になるわけではありません)。
認知症は高齢になるほど発症する可能性が高まり、今後も認知症の人は増え続けると言われています。

65歳以上の高齢者における認知症の現状(平成22年・推計値)

介護保険制度を利用している認知症高齢者(日常生活自立度?以上)約280万人。
日MCIの人(正常と認知症の中間状態の人)約380万人(注)MCIの全ての者が認知症になるわけではないことこに留意。
健常者65歳以上高齢者人口2,874万人。
認知症有病者約439万人(全体の15%)

<厚生労働省「認知症高齢者の現状」/平成22年>

認知症は脳の病気

認知症はさまざな原因により脳細胞が死んだり働きが悪くなって記憶・判断力の障害が起こり、生活に支障をきたす病気です。 単なる「加齢によるもの忘れ」とは違います。

「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い(一例)

  加齢によるもの忘れ 認知症によるもの忘れ
体験したこと 一部を忘れる
(例)朝ごはんのメニューを忘れる
すべてを忘れている
(例)朝ご飯を食べたこと自体を忘れる
もの忘れの自覚 ある ない
探し物に対して (自分で)努力して見つけようとする 誰かが盗ったなどと、他人のせいにすることがある
日常生活への支障 ない ある
症状の進行 極めて徐々にしか進行しない 進行する

<政府広報オンライン「知っておきたい認知症のキホン」/平成25年8月>

周囲の現実を正しく認識できない

認知症には、「中核症状」と「行動・心理症状」の2つの症状があります
「中核症状」は、脳の神経細胞が死んでしまうことにより発生する次のような症状で、周囲の現実を正しく認識できなくなります。
また、「行動・心理症状」は、本人の性格や環境、人間関係などによって引き起こされるうつ状態や妄想といった心理・行動面の症状です。

認知症の中核症状と行動・心理症状

中核症状 記憶障害 新しいことが記憶できず、聞いたばかりのことさえ思い出せなくなる。進行すれば以前の記憶も失われる。
見当識障害 時間や場所の感覚が薄れて、いま自分が置かれている状況がわからなくなる。進行すれば自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなる。
理解・判断力の障害 思考スピードが低下して2つ以上のことを同時に考え分けることができなくなったり、些細な変化についていけず混乱を起こしたりする。
実行機能障害 買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、行動の計画が立てられない・予想外の変化にも対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなる。
感情表現の変化 その場の状況をうまく認識できなくなるため、予測できない感情の反応を示すようになる。
行動・心理症状 ・不安、焦燥  ・うつ状態  ・徘徊  ・幻覚、妄想

<政府広報オンライン「知っておきたい認知症のキホン」/平成25年8月>

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