公益財団法人 生命保険文化センター

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老後

少子高齢化はどれくらい進むの?

2070(令和52)年に65歳以上の人口割合は約40%へ

内閣府の「高齢社会白書」(令和7年版)によると、日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2024(令和6)年は29.3%となり、2070(令和52)年には38.7%に達すると推計されています。
一方、15歳-64歳人口の割合は59.6%(2024(令和6)年)から52.1%(2070(令和52)年)に、15歳未満人口の割合は11.2%(2024(令和6)年)から9.2%(2070(令和52)年)に減少すると推計されています。

図表_年齢区分別人口構成比2024-2070

・2024年は総務省「人口推計」(令和6年10月1日現在(確定値))、2070年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」 の出生中位・死亡中位仮定による推計値。

<内閣府「高齢社会白書」/令和7年版>

1人の高齢者を支えるための生産年齢人口(15歳-64歳)

生産年齢人口(15歳-64歳)と65歳以上人口の比率を見ると、2024(令和6)年では1人の高齢者を2.0人の生産年齢人口で支えていますが、2070(令和52)年には1.3人で支える状況になると見込まれています。

(単位:人)
2024年2045年2070年
2.0 1.5 1.3

・2024年は総務省「人口推計」(令和6年10月1日現在(確定値))、2045年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」 の出生中位・死亡中位仮定による推計値。

<内閣府「高齢社会白書」/令和7年版>

年齢区分別の将来人口推移予測(実数)

日本の人口減は2011(平成23)年に始まったとされ、今後も長期にわたり人口の減少が見込まれています。
日本の総人口は2020(令和2)年に約1億2,615万人でしたが、2070(令和52)年には約8,700万人になると予測されています。

年齢区分別の将来人口推移予測・実数(R5推計)

・2020年は総務省「国勢調査」、2025年以降は「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計値。

<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計をもとに作表>

年齢区分別の将来人口推移予測(2020(令和2)年を100とした対比)

2020(令和2)年の人口を100とした場合、全体の人口は2070(令和52)年には53.1%へ落ち込むと予測されています。
65歳以上人口は増加傾向が続き、2043(令和25)年にピークを迎えますが、その後減少に転じ、2070(令和52)年には2020(令和2)年対比93.5%になると予測されています。
なお、65歳以上人口が減少に転じても、総人口も減少するため高齢化率(65歳以上の人口割合)は上昇を続けることが見込まれています。

年齢区分別の将来人口推移予測・2020対比(R5推計)

・2020年の人口は総務省「国勢調査」、2025年以降は「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計値。

<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計をもとに作表>