リスクに備えるための生活設計
万一の場合
「万一」の主な原因は?
死因のトップは「悪性新生物(がん)」
万一のこと(死亡)が起こる原因としては、病気によることが多く、厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2022年)によると、死因のトップは「悪性新生物」で、24.6%を占めています。次に多いのは「心疾患」で14.8%、以下「老衰」11.4%、「脳血管疾患」6.9%、「肺炎」4.7%と続いています。
年齢別にみると、50歳代~70歳代で悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3大疾病で死亡する割合が50%を超えており、60歳代で62.4%と最も多くなっています。
死因別年間死亡数の割合
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2022年>
年齢別にみた主な死因の状況
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2022年>
「悪性新生物」で亡くなった人は年間約38万6千人
2022(令和4)年の死亡者数をみると、約157万人となっています。そのうち「悪性新生物」が原因で亡くなった人は約38万6千人います。これを人口10万人あたりに換算すると約316人になります。 それに続く「心疾患」は約191人、「老衰」は約147人、「脳血管疾患」は約88人となっています。
死因順位別死亡数・死亡率(死亡率は人口10万人あたりの死亡者数)
死因 | 死亡数(人) | 死亡率 | |
---|---|---|---|
全死因 |
1,569,050 |
1,285.8 | |
上位5死因 | 979,784 | 802.9 | |
悪性新生物 |
385,797 |
316.1 | |
心疾患 | 232,964 | 190.9 | |
老衰 | 179,529 | 147.1 | |
脳血管疾患 | 107,481 | 88.1 | |
肺炎 | 74,013 | 60.7 |
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2022年>