リスクに備えるための生活設計
老後
少子高齢化はどれくらい進むの?
2070年に15歳-64歳人口は全体の約50%、65歳以上人口は約40%へ
日本の人口減は2011年に始まったとされ、今後も長期にわたり人口の減少が見込まれています。
「日本の将来推計人口」によると、全人口に占める15歳未満人口の割合は11.9%(2020年)から9.2%(2070年)に、15歳-64歳人口の割合は59.5%(2020年)から52.1%(2070年)に減少する一方で、65歳以上人口の割合は28.6%(2020年)から38.7%(2070年)に大きく増加します。
また、生産年齢人口(15歳-64歳)と65歳以上人口の比率を見ると、2020年では1人の高齢者を2.1人の生産年齢人口で支えていますが、2070年には1.3人で支える状況になると見込まれています。
全人口における年齢区分別構成比
・出生中位・死亡中位仮定による推計値
<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計 をもとに作表>
1人の高齢者を支えるための生産年齢人口(15歳-64歳)
2020年 | 2045年 | 2070年 |
---|---|---|
2.1 | 1.5 | 1.3 |
・出生中位・死亡中位仮定による推計値
<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計 をもとに作表>
総人口は減少を続け、2070年の15歳未満人口は2020年対比約50%、65歳以上人口は約90%へ減少
少子化に伴い15歳未満人口は、2020年の人口を100とした場合、2070年には53.1%へ落ち込むと予想されています。
一方、65歳以上人口は増加傾向が続き、2043年にピークを迎えますが、その後減少に転じ、2070年には2020年対比93.5%になるとされています。
総人口も減少するため、65歳以上人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続けることが見込まれます。
年齢区分別の将来人口推移予測(実数)
・出生中位・死亡中位仮定による推計値
<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計 をもとに作表>
年齢区分別の将来人口推移予測(2020年を100とした対比)
・出生中位・死亡中位仮定による推計値
<国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/令和5年推計 をもとに作表>