40歳の死亡者数は、男性が1.00人、女性は0.59人

万一の場合、人が「死亡」する割合はどれくらいなのでしょうか。その指標となるのが「死亡率」です。死亡率というのは、ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人数の割合です。通常、死亡者の割合は年齢とともに上昇していきます。

厚生労働省の「簡易生命表（令和5年）」は、0歳の男女各100,000人の年齢ごとの死亡率と死亡者数などを表しています。 年齢別の死亡者数はどのくらいなのか、分かりやすいように0歳の男女各1,000人でみると、例えば男性40歳の死亡率は0.102で1年間に死亡する人は1.00人となっています。死亡率は徐々に上がり、50歳の死亡率は0.243（死亡者数2.35人）、60歳では0.633（死亡者数5.90人）となっています。

一方、女性では40歳の死亡率0.059（死亡者数0.59人）、50歳の死亡率0.146（死亡者数1.43人）、60歳では0.300（死亡者数2.88人）となっており、女性の死亡率が男性に比べて低いことがわかります。

平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳

「平均余命」とは、ある年齢の人々が平均してあと何年生きられるのか、その年数のことをいいます。また「平均寿命」とは0歳の人の平均余命のことをいいます。

厚生労働省「簡易生命表（令和5年）」によると、日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳となっています。新聞やニュースなどでもよく言われていますが、男女ともに世界でトップクラスの平均寿命を誇っています。

0歳の男女各1,000人の年齢別死亡者数と平均余命

＜厚生労働省「簡易生命表」／令和5年 をもとに当センター作成＞