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生命保険に関するQ&A
保険料と配当金に関すること

配当金は出ない場合があるの?

経済動向などにより配当金が出ない場合があります

配当金がない仕組みの「無配当保険」以外の保険でも、配当金が出ない場合があります。

配当金には、予定率に基づいて計算された保険料の事後精算としての性格があります。生命保険の保険料は、「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費率」という3つの予定率をもとに算出していますが、実際には予定した通りの死亡者数、運用利回り、事業費になるとは限りません。予定と実際との差によって剰余金が生じた場合、剰余金の還元として契約者に分配されるお金のことを「配当金」といいます。

株安や低金利の状況下にあって、過去の高い予定利率の契約の保険においては、実際の運用収益が予定の収益を下回っていることから、多くの契約で配当金がゼロになっています。

しかし、これは「予定利率を上回って支払う配当金がゼロ」ということであり、「預貯金の利息がゼロ」ということとは根本的に異なります。予定利率は保険料の計算上あらかじめ織り込まれ、その分保険料が割り引かれているため、運用収益がまったく還元されていないということではありません。

なお、分配される配当金は保険種類や契約年月日など契約内容によって異なります。

関連項目