「生活習慣病（成人病）入院特約」、「がん入院特約」とも取り扱っている生命保険会社によって保障内容は若干異なる場合がありますが、主な保障内容は次のとおりです。

生活習慣病（成人病）入院特約

「がん」、「心疾患」、「脳血管疾患」、「高血圧性疾患」、「糖尿病」など所定の生活習慣病で入院したとき、入院給付金を受け取れます。一般的には医療保険に付加したり、総合医療特約や疾病入院特約と一緒に付加したりします（手術給付金が受け取れるものもあります）。

• 生活習慣病特約は、①がん、②心疾患、③脳血管疾患、④高血圧性疾患、⑤糖尿病の5つを対象としているものが一般的ですが、七大生活習慣病（⑥肝疾患、⑦腎疾患）や八大生活習慣病（⑧膵疾患）を対象としているものもあります。

がん入院特約

「がん」で入院したとき、入院給付金を受け取れます。一般的には医療保険に付加したり、総合医療特約や疾病入院特約と一緒に付加したりします（手術給付金が受け取れるものもあります）。

• 「がん特約」として、入院給付金のほか、手術給付金、がん診断給付金などが受け取れる特約を取り扱っている生命保険会社もあります。
• 疾病入院給付金や生活習慣病（成人病）入院給付金には、1入院支払限度日数や通算支払限度日数がありますが、がん入院給付金は無制限のものが多くなっています（限度日数があるタイプもあります）。
• がん保険と同様に契約してから90日経過後に保障が開始されるものと、すぐに保障が開始されるものがあります。
• がんの種類によっては一部対象とならないものもありますので、「ご契約のしおり－（定款）・約款」などでよく確認する必要があります。

複数の特約を同時に付加している場合の給付

複数の特約を同時に付加している場合、それぞれの給付に該当した場合は、それぞれの特約から給付金を受け取れます。 

• がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧性疾患、糖尿病で入院した場合は、「疾病入院給付金」「生活習慣病（成人病）入院給付金」が受け取れますので、合計で日額10,000円を受け取ることができます。
• がんで入院した場合は、「疾病入院給付金」「生活習慣病（成人病）入院給付金」「がん入院給付金」が受け取れますので、合計で日額15,000円を受け取ることができます。