税金に関するQ&A
変額個人年金保険の税金の取扱いは?
年金受取時や解約時まで課税が繰り延べられるなど保険特有の税金の取扱いとなります
資産運用のための金融商品の一つとして、変額個人年金保険への加入を検討する場合があるかと思いますが、あくまでも「保険」であるため、他の金融商品とは異なる保険特有の税金の取扱いがあります。
変額個人年金保険の税制上の取扱い
- 運用収益に対する課税の繰延べ
ファンドの分配金の受取時や、ファンド間の資金を移動(スイッチング)する時点では課税されません。年金受取時や解約時まで課税が繰り延べられ、全額再投資されるので、長期の運用では複利の運用効果が得られます。 - 死亡給付金の非課税枠
契約者(保険料負担者)と被保険者が同一人の場合、死亡給付金の受取人が相続人であれば、一定の金額(500万円×法定相続人数)が非課税となります。 - 生命保険料控除
払込保険料は、払い込んだ年の「一般の生命保険料控除」の対象となります。「個人年金保険料控除」の対象にはなりません(死亡給付金が増減するからです。個人年金保険料控除の対象になる要件として、保険料の払込に応じて、死亡給付金が逓増する必要があります(所得税施行令第211条))。