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税金に関するQ&A

外貨建て生命保険の場合の税金の取扱いは?

円建ての生命保険と同様です

外貨建て生命保険とは、外貨(米ドルや豪ドルなど)で保険料を払い込み、外貨で保険金や解約返戻金などを受け取る商品で、「終身保険」「個人年金保険」「養老保険」などがあります。
受け取る保険金・年金などへの課税は、金融類似商品として源泉分離課税される場合などを含めて円建ての生命保険と同様です。

申告・納税は円に換算して行い、その際用いる為替レートは「ご契約のしおり」などに記載されています。通常、生命保険会社から円換算した金額について通知が届きますが、為替レートの目安は新聞の為替欄や外国為替取扱銀行のホームページなどで知ることができます。
また、払い込む保険料については、円建ての生命保険の場合と同様に、生命保険料控除を受けることができます。保険料を外貨で払い込んだ場合、払い込んだ日のレートで円換算した金額が、控除の対象となる保険料になります。
なお、払込みや受取りを円で行う特約付きの契約の場合は、実際の払込金額、受取金額をもとに申告・納税します。

外貨の例_タイトル部分

外貨の例

3つの為替レート

為替レートには以下の3つがあります。

TTS(対顧客電信売相場) 銀行が顧客に外貨を売る為替レート(顧客は円から外貨に交換)
TTB(対顧客電信買相場) 銀行が顧客から外貨を買う為替レート(顧客は外貨から円に交換)
TTM(対顧客電信仲値相場) TTSとTTBの中間の値、為替手数料を加味しないレート

 

外貨建て生命保険を外貨で払込み・受取る際の為替レート

 一般的に次の為替レートを適用し、円に換算するものとされています。

外貨で保険料を払い込んだとき 払い込んだ日のTTM
外貨で保険金や年金などを受け取ったとき 所得税(住民税)※ 満期日や被保険者死亡日、年金受取時のTTM
贈与税・相続税 満期日や被保険者死亡日、年金受給権発生時のTTB

※源泉分離課税の対象となるものはTTB

「円入金特約」「円支払特約」などが付加されている場合
「円入金特約」や「円支払特約」を付加している場合、払込みや受取りを円で行いますので、税金は実際の円の払込金額、円の受取金額をもとに申告・納税します。
なお、円入金特約などを付加している場合、換算基準日や為替レート(為替手数料を含む)は生命保険会社によって異なりますので、生命保険会社のホームページなどで確認しましょう。

関連項目