公益財団法人 生命保険文化センター

メニュー
閉じる

公益財団法人 生命保険文化センター

X youtube
生活基盤の安定を図る生活設計
仕事(就労)

現役時代の働き方で老齢年金額(月額)はどれくらい違う?

夫婦ともに現役時代の働き方が「正社員中心」だった世帯が28.6万円で最高額

老齢年金の受給額は、現役時代の働き方や、加入していた年金制度によって異なります。厚生労働省の「年金制度基礎調査(老齢年金受給者実態調査)」(令和4年)によると、夫婦ともに65歳以上の世帯の老齢年金の平均額(月額)は夫婦で24.2万円となっています。

現役時代の経歴類型別にみると、夫婦の両方またはいずれかの現役時代の働き方が「正社員中心」だった世帯の年金額が高くなっています。
夫婦ともに「正社員中心」だった世帯の平均額(月額)が28.6万円と最も高く、次いで、夫が「正社員中心」で妻が「収入を伴う仕事をしていない期間中心」の26.2万円、夫が「正社員中心」で妻が「常勤パート・アルバイト中心」の24.8万円となっています。
一方で、夫婦ともに「自営業中心」の場合は老齢基礎年金が中心となるため、世帯の平均額(月額)は14.9万円となっており、夫婦ともに「正社員中心」で老齢基礎年金と老齢厚生年金を受け取る世帯と13.7万円の差があります。

  • 「正社員中心」とは20歳から60歳までの40年間のうち20年を超えて正社員等であったものとする。
  • 単身世帯に関する同様のデータは未公表。

現役時代の経歴類型別でみた夫婦ともに65歳以上の世帯の公的年金の平均額(月額)

夫婦ともに65歳以上の世帯の公的年金の平均月額の画像

<厚生労働省「年金制度基礎調査(老齢年金受給者実態調査)」/令和4年をもとに作成>