海外留学について知りたい
奨学金について
奨学金制度は自治体、民間団体、学校など様々な機関で実施されています。応募資格、募集時期、選考方法などもそれぞれ異なりますので、事前によく調べておきましょう。
奨学金のタイプ
主な奨学金制度
日本学生支援機構の奨学金
日本学生支援機構とは、学生などに対する適切な修学の環境整備や人材育成、国際相互理解の増進をしている独立行政法人です。
給付型で4種類、貸与型で4種類の制度を実施しています。貸与型は返済が必要(第一種は無利子、第二種は有利子)です。
<(独)日本学生支援機構(JASSO)ホームページ「海外留学のための給付奨学金(返済不要)」及び「海外留学のための貸与奨学金(返済必要)」をもとに作成>
地方自治体(国際交流団体を含む)奨学金
都道府県や市区町村などで実施しています。対象を当該自治体の関係者(住民、自治体内の学校在学者・卒業者等)に限定しています。ほとんどが給付型ですが、一部貸与型もあります。
外国政府等奨学金
政府や政府関係団体がその国・地域へ留学する日本人を対象に奨学金制度を実施しています。すべて給付型です。
民間団体奨学金
奨学金の支給を通じて人材育成などを行うことを目的に、財団法人などが多く実施しています。ほとんどが給付型ですが、一部貸与型もあります。
<(独)日本学生支援機構(JASSO)海外留学情報サイト「海外留学奨学金パンフレット」をもとに作成>
・日本政策金融公庫や金融機関などの教育ローンも要件を満たせば海外留学に利用できます(有利子で返済が必要です)。
留学に必要な経費の種類
- 学費(授業料・登録料など)、教材費
- 生活費(宿舎費・食費・交通費など)
- 渡航関係費(航空運賃・ビザ手数料・保険代・健康診断・予防接種費など)
詳細は国・地域、学校、生活スタイルなどによって異なります。
<(独)日本学生支援機構(JASSO)海外留学情報サイト「奨学金ガイド」をもとに作成>
日本人の海外留学状況
日本学生支援機構が実施している「日本人学生留学状況調査」によると、2022(令和4)年度に海外留学を開始した日本の大学生等は、58,162人でした。新型コロナウイルス感染症拡大前は10万人を超えていましたが、2020(令和2)年度は新型コロナウイルス感染症による留学先の入国制限措置などによって約1,500人にまで激減しました。その後、各国・地域における入国制限の緩和などを受けて、増加へと転じています。
日本人留学生数の推移
<(独)日本学生支援機構(JASSO)「日本人学生留学状況調査結果/2022(令和4)年度」>
留学期間別日本人留学生数
<(独)日本学生支援機構(JASSO)「日本人学生留学状況調査結果/2022(令和4)年度」>
国(地域)別日本人留学生数
<(独)日本学生支援機構(JASSO)「日本人学生留学状況調査結果/2022(令和4)年度」>
注:対象は、日本国内の高等教育機関に在籍する学生等で、日本国内の大学等と諸外国の大学等との学生交流に関する協定等に基づき、教育又は研究を目的として、海外の大学等で留学を開始した者及び、在籍学校において把握している限りにおいて、協定に基づかない留学をした者。