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リスクに備えるための生活設計
介護

介護をする人が介護にかける時間はどれくらい?

要介護度が高くなるほど、介護時間も増える

介護には、主に「在宅」で介護する方法と「施設」で介護する方法の2つがあります。特に在宅で介護をする場合、施設で介護するよりも家族の負担はかなり重くなるといえます。

では、自宅で介護をする場合、実際に介護にかかる時間はどのくらいなのでしょうか。在宅で介護をする人の介護時間をみると、「必要なときに手をかす程度」が45.0%で最も高く、以下「ほとんど終日」19.0%、「半日程度」11.1%、「2~3時間程度」10.9%の順となっています。

しかし要介護度が高くなるにつれ、「ほとんど終日」の割合が高くなり、介護する人の負担はかなり重くなっています。介護度が最も重い「要介護5」の場合は、63.1%の人が「ほとんど終日」介護に時間をかけています。

要介護度別にみた「同居の主な介護者」の介護時間の構成割合

介護時間(2022)

注:「総数」には要介護度不詳を含む。
<厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」/2022年>