リスクに備えるための生活設計
万一の場合
何が原因で亡くなる人が多いの?
死因のトップは「悪性新生物(がん)」
万一のこと(死亡)が起こる原因としては、病気によることが多く、厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2023年)によると、死因のトップは「悪性新生物」で、24.3%を占めています。次に多いのは「心疾患」で14.7%、以下「老衰」12.1%、「脳血管疾患」6.6%、「肺炎」4.8%と続いています。
年齢別にみると、50歳代~70歳代で悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3大疾病で死亡する割合が50%を超えており、60歳代で61.7%と最も多くなっています。
死因別年間死亡数の割合
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2023年>
年代別にみた主な死因の状況
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2023年>
「悪性新生物」で亡くなった人は年間約38万3千人
2023(令和5)年の死亡者数をみると、約158万人となっています。そのうち「悪性新生物」が原因で亡くなった人は約38万3千人います。これを人口10万人あたりに換算すると約316人になります。 それに続く「心疾患」は約191人、「老衰」は約157人、「脳血管疾患」は約86人となっています。
死因順位別死亡数・死亡率(死亡率は人口10万人あたりの死亡者数)
死因 | 死亡数(人) | 死亡率 | |
---|---|---|---|
全死因 |
1,576,016 |
1,300.4 | |
上位5死因 | 983,857 | 811.8 | |
悪性新生物 |
382,504 |
315.6 | |
心疾患 | 231,148 | 190.7 | |
老衰 | 189,919 | 156.7 | |
脳血管疾患 | 104,533 | 86.3 | |
肺炎 | 75,753 | 62.5 |
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2023年>