リスクに備えるための生活設計
万一の場合
家庭内の事故で亡くなる人はどれくらい?
年間約1万6千人、うち65歳以上が約9割
厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2022年)によると、家庭における不慮の事故で亡くなった人は15,673人でした。交通事故で亡くなった人3,541人の約4.4倍の人が家庭内の事故で亡くなったことになります。家の中だから安全とは決して言えないのが現状です。
家庭内で起きる死亡事故は65~79歳が31.2%、80歳以上が57.5%と、高齢者の割合が9割近くを占めています。死因としては「不慮の溺死及び溺水」が最も多く、家庭内事故の約4割を占めます。これには浴室内外の気温差が引き起こす「ヒートショック」で心筋梗塞や脳卒中等を発症し、溺死等に至るケースが含まれます。高齢者は入浴時の寒暖差にも注意が必要です。
家庭における不慮の事故による年齢階級別の死亡者数と死亡割合
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2022年>
家庭における不慮の事故による主な死因
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2022年>