リスクに備えるための生活設計
介護
フレイルってなに?
要介護状態に至る前段階の、年を取って身体や心の働き、社会的なつながりが弱くなった状態
フレイルとは、要介護状態に至る前段階の、年を取って身体や心の働き、社会的なつながりが弱くなった状態を指します。
フレイルをそのまま放置すると、要介護状態になる可能性があるため、“早めに気づいて適切な取り組みを行うこと”が大切です。「おいしいものが食べられなくなった」「疲れやすく何をするのも面倒」「体重が以前より減ってきた」といった傾向は要注意です。特に高齢期のやせは肥満よりも死亡率が高まるため、65歳を過ぎて病気でもないのにやせてきたら、メタボ予防からフレイル予防への切り替えどきだと考えましょう。
フレイルを予防しよう
フレイル予防のポイントは、「栄養」「身体活動」「社会参加」の3つです。バランスの取れた食事と口腔ケア、ウォーキングやストレッチなどの身体活動、趣味やボランティア、就労などの社会参加を毎日の生活に取り入れ、活力に満ちた日々を送りましょう。
また、フレイル予防には、「たくさん食べて、たくさん笑って、たくさん出かける」ことが望ましいとされています。
家に閉じこもりがちになると、高齢者は「動かないこと(生活不活発)」による心身や脳の機能低下など、健康への影響が危惧されます。なかなか外出の機会が作れないときなどは、ラジオ体操などの自宅でもできるちょっとした運動で筋肉の衰えを予防し、身体を守りましょう。
自宅でできる運動のポイント
・家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワット等)を行おう
・家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理等)や農作業等で身体を動かそう
・座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かそう
<厚生労働省HP「集まろう通いの場」>
- 厚生労働省HP「集まろう通いの場」(外部サイト)では、全国の自治体が考案した自宅でもできる体操を「ご当地体操マップ」で紹介しています。