生命保険判例集
生命保険判例集第11巻(平成18年9月発行)
この判例集は平成10年分の判決を掲載した第10巻に引き続き、第11巻として平成11年分の判決を掲載したものです。
保険法の研究者には研究材料として、弁護士には訴訟の参考資料として、また保険会社では職員への教育資料、保険約款の解釈上重要な判断の手がかりとなるものとして、幅広い方面でご活用いただけます。
今回も引き続き、東京大学山下友信教授に監修をいただき、判決文全文とともに、判示事項と判決文を掲載している専門誌・研究論文をあわせて掲載しております。収録編数につきましては前巻を30件以上も上回り、122件に及ぶ判例を収録しております。 どうぞ、ご活用下さい。
B5判上製/776ページ
特長
- 掲載件数の充実…平成11年の生命保険に関わる判決文を全件掲載(全122件)
- 未掲載判決多数…公式判例集、判例掲載誌等に未掲載の判決文を多数掲載
- 明解な判示事項…判決文の趣旨等理解に役立つ、わかりやすい判示事項を掲載
- 文献情報充実…判例研究等掲載誌について、誌名、号数、該当ページを記載
- 見やすい表記法…算用数字を用いる等、見やすく読みやすい横書き表記を採用
掲載されている判例(一部抜粋)
標題 | 裁判所 | 判決・決定年月日 |
保険金請求権の消滅時効の起算点 | 長崎地裁 | 平成11年1月18日 |
自殺免責期間経過後の自殺と保険者免責の可否 | 山口地裁 | 平成11年2月9日 |
交通事故後の心筋梗塞による死亡 | 広島地裁 | 平成11年3月31日 |
外務員の不告知示唆と告知義務違反解除 | 盛岡高裁花巻支部 | 平成11年6月4日 |
保険外交員による顧客のプライバシー権の侵害と所属保険会社の使用者責任 | 浦和地裁川越支部 | 平成11年7月6日 |
うつ病による飛び降り、告知義務違反の成否 | 福岡地裁 | 平成11年7月29日 |
要終身常時介護状態による高度障害保険金支払 | 広島地裁 | 平成11年9月30日 |
団体信用生命保険の被保険者の告知義務違反と保険者の悪意・過失 | 大阪高裁 | 平成11年11月11日 |
入院給付金の給付要件たる入院の必要性 | 松山地裁 | 平成11年12月20日 |
保険金受取人・被保険者死亡の順序と保険金請求権の決定 | 東京地裁 | 平成11年12月24日 |
監修、編集顧問、編集委員(敬称略)
監修 |
東京大学教授 |
山下 友信 |
編集顧問 |
大阪学院大学教授 |
中西 正明 |
編集委員 |
立命館大学教授 |
竹濵 修 |
河村法律事務所弁護士 |
岡野谷 知広 |
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弁護士法人三宅法律事務所弁護士 |
長谷川 宅司 |
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山近・矢作法律事務所弁護士 |
矢作 健太郎 |
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第一生命保険相互会社支配人 |
平澤 宗夫 |
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(元)日本生命保険相互会社 |
宗実 真 |