研究会報告書
「新たな保険経営組織と事業再編スキーム」(平成23年11月発行)
金融・保険事業を取り巻く市場環境の変化が保険会社の商品性や事業選択に及ぼす影響を考察するとともに、新規事業展開に適合した経営組織の在り方について研究し、とくに、事業展開に機動性や柔軟性を有する経営形態を探るために、保険事業におけるM&Aや分社化について理論的整理を行い、内外の経営形態の変革や経営統合の事例について実証的に検証している。さらに、欧米の事業多角化や事業再編に対応した経営組織の在り方を参考に我が国の将来動向を模索し、保険業法上の対応や保険会社の企業価値評価について理論的に考察している。
目次
はしがき | PDF(427KB) | |
第1章 日本の上場保険会社・銀行の提携等と資本市場の評価 | 青山学院大学経済学部 教授 白須 洋子 |
PDF(778KB) |
第2章 新保険業法施行後における生命保険業の効率性の変化 | 立命館大学経営学部 准教授 播磨谷 浩三 |
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第3章 事業再編と企業価値 | 福岡大学商学部 准教授 石坂 元一 |
PDF(629KB) |
第4章 生命保険業におけるM&Aと企業会計 -のれんの発生と減損を中心として- |
静岡県立大学経営情報学部 講師 上野 雄史 |
PDF(613KB) |
第5章 業界再編下における生命保険事業と経営組織のあり方 ―持株相互会社のグループ経営戦略― |
山口大学経済学部 教授 石田 成則 |
PDF(825KB) |
第6章 生命保険会社の組織再編と社員権の補償 | 熊本大学法学部 准教授 遠山 聡 |
PDF(547KB) |
第7章 保険契約の包括移転をめぐる保険業法の規律について -保険契約の移転単位規制の緩和を中心に- |
東京大学大学院法学政治学 研究科 准教授 後藤 元 |
PDF(655KB) |